
日本人にとって文化は注目/意識されない存在であり、主に「日本の古いもの」を指す。
文化は注目され、意識的にとらえられている対象ではない。

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各項目に対して「よい方向へ向かっている」「悪い方向へ向かっている」と考える人が何パーセントいたかを表わしている。 よいにせよ、悪いにせよ、値が大きいということは「何かが起きている」と人が認識していて、ある程度人が関心を持っているということだ。 その中で、文化は「悪くなったと思う人はほとんどいないが、そうよくなったわけでもない」というポジションでしかない。要するに(列挙された項目の中で)あまり注目されていない存在なのだ。 ちなみにこの1991年当時に「よくなっている」と多くの人が考えた経済力、治安、教育は、今日もっとも悪化、凋落の激しい事柄であるといえるのはなんと皮肉なことか。  |
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「文化」ということばのイメージはかなり拡散。
無関心的な反応も多い。
その中での文化は「日本の」または「古いもの」。

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では、その注目されざる「文化」ということばを聞いて、人は何を連想するのだろう? それはかなり広範囲に拡散し、しかも明確な意志、方向性を持った連想は少なかった。かなり漠然としているのだ。 多かったのは古い、過去の物事や日本の物事であった。日本の物事といっても、今日的なものはほとんどなく、多くの人が文化ということばから「日本の昔」をイメージしたことがわかる(外国の事柄も、いわゆる歴史がらみが多い)。 「文化→美術関係」も少なくはないが、そのイメージしている中身が問題だ。次のチャートへ進んでいただきたい。  |
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日本人にとって文化は注目/意識されない存在であり、主に「日本の古いもの」を指す。



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