art

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「日本人にとって、アートは生活の中に存在しているものなのか?」というお話。 日本人は世界一自国民をネガティブにいう、という話を聞いたことがある。だからこの問いかけに対しても多くの人は最初から「いやあ、日本人はね……(だめだよ)」とくるかもしれない。だけど、それが本当かどうか、どれくらいだめなのかということについては、かなり曖昧だ。というのも、そういうことはあまりはっきりさせる必要がなかったから。なんで必要ないのかというと、この種の話題は、概ね「そういうことに興味があって、わかっている人」たちの間でだけされるものだったから。 だけど、本当にそういう状況をどうにかしたいという時には、そんなことは言っていられない。「そうに決まっている」と思っていたことも確かめておきたいし、それを「そういうことに関心がない人」や「そう思っていない人」たちにわかってもらわなければならない。世の中を動かす力を持っている人たちに協力してもらわなければならない。 そういうことは、本当にやろうとするととてつもなく大変なことになるのだけど、世の中にはそれをやろうとしている人がいる。 私たちはそのムーブメントに(ほんのちょっぴりだけど)お手伝いできたことを誇りに思うし、いつかまた再びお手伝いできる時を迎えたいといつも考えている。 前置きが長くなったが、ここでは株式会社アート・フロント・ギャラリーの依頼により共同制作した分析集「日本における美術のあり方研究プロローグ 日本における美術の実態を量る」をご披露したい。これは1993年のNiCAF(日本コンテンポラリーアートフェスティバル)で発表されたものの再構成版だ。 状況を知るための分析としては古すぎると思われるかもしれないし、もちろん日本人とアートの関わりの「一切」を網羅するようなものでもない。だけど、バブルの最中(使い道にこまったお金がアートに湯水のごとく流れ込んだあの時代)の私たち日本人の状況を今、再確認することは決してムダではないと確信している。 同時に、「こういうこと」にトライし続けている人がいることを多くの人に知ってもらいたいと願っている。

The first step of our activities for art in Japan
"Measuring" the REAL state of ART in JAPAN


日本における美術のあり方研究プロローグ
日本における美術の実態を量る

introducing Art Front Gallery & Fram Kitagawa: ENGLISH
アート・フロント・ギャラリーと北川フラム氏について


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