John Edgar, stone sculpture artist

ニュージーランド〜マオリの伝統工芸として石彫は代表的なものであり、多くの人が翡翠などのペンダントを身につけている。 ジョン・エドガーもこの伝統石彫からスタートした「石彫師」だが、それにとどまることはなかった。彼は石にこだわり続け、石を求める道程で、中国、台湾、韓国などアジアの石、その石彫技術、さらにはアジアの思想に出会うこととなる。徐々に彼の作品は単なる伝統意匠を離れ、彼のアイデンティティとアジア的なるものが融合した、不思議な存在感を持つ物体を生み出すこととなった。 それはアジアの側にいる私たちにとっては懐かしさのようなものも感じられるし、同時に異世界の道具や遺跡を見るような思いにもかられる。彼の作品は身につけられるアクセサリー的なものから野外の大型彫刻まで形態は様々であり、年々スタイルも変化しているが、この彼独特の「触れて何か力が得られるような」存在感では共通している。 ニュージーランドを代表する石彫アーティストのひとりだ。 1950年オークランド生まれ。山と海に恵まれたカリカリに工房を構える。

LINK: 彼の作品や経歴、メッセージなどを参照できます(英文のみ)
These web pages show you his works, history and messages.
http://www.aotea.co.nz/NZ_Art/J_Edgar/John.html
http://interface.co.nz/amba/stone_artists/edgar.html

John Edgar
上:"TAO Disk", 1990
  木製のケースに収められた円盤の中心に陰陽が見える。直径7.5cm。
下:"SECTION", 1992
  ガラスと石の組合せによる作品。幅50cm。

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