David Trubridge, wooden furniture artist

デヴィッド・トゥルブリッジはオーセンティックで洗練された木工技術にとどまることなく、実用性を維持しながらも高い芸術性を持つ家具を生み出し続けている。 彼のデザインには木や岩・水・植物などの持つしなやかさ、やさしさ、鮮やかさ、力強さが写し取られている。それらは全て、彼自身の幼い頃の記憶、また登山、セイリングなどのアクティブな活動から体得しているものだ。この「体得からの創造」が彼の持ち味だと思う。だから、彼の作風は年代ごとにかなり大きく変化しているのだが、そのどれもが過渡的な「借り物」という印象からは遠く、内側から直接的に創り出されたものと感じられる。 彼は元々イギリスで活動し高く評価されてきた工芸家で、その作はヴィクトリア&アルバートなど多くの美術館にコレクションされている。しかし彼は彼流の生き方、創り方を極めるための理想の地を求め、一家でヨットを漕ぎだした。3年間の流浪の末、ニュージーランドに居を定め、ますます精力的な活動を続けている。アメリカ、ニュージーランドでの受賞歴も多い。 イギリス出身。北島の自然豊かなハブロック・ノース在住。

LINK: 彼の作品や経歴、メッセージなどを参照できます(英文のみ)
These web pages show you his works, history and messages.
http://interface.co.nz/amba/furniture_artists/trubridge.html

David Trubridge
上:"Canoe Chair", 1990
下:"Canoe Chair" 部分
  ポリネシアン・カヌーのシルエットや構造からのインスピレーション。
  一本のネジも釘も使われていない。
  この作品は東京都渋谷区にあるニュージーランド大使館に所蔵されている。

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